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こんにちは、今回は最近話題の食品ロスについて、
この10月、国内では初の「食品ロス削減推進法」が施行され、食品ロスが話題になっている。
日本の食品廃棄は1561万トン。そのうち本来はまだ食べられるのに廃棄されているものを食品ロスと言い、年間643万トンにも及ぶ。毎日大型トラック(10トン車)約1700台分の食品ロスが発生しているという事だ、これは世界で飢餓にきうるしむ人々に向けた食品援助量の1.7倍に相当するという。
食品業界には3分の1ルールというものがある。消費期限が6ヵ月の商品の場メーカーは製造から2カ月以内に小売店に納品し、小売店はそこから2カ月で消費者に販売する。その期限が過ぎると返品や廃棄処分となる。消費者の購買意識から生まれた商習慣らしいが、諸外国と比べて期間がずいぶんと短い。
所で最近よく耳にするのが、日本のは街は清潔だという、訪日旅行者らの感想である。加えて、食べ物も安全で信頼でき安心だ、とも。そう言われると胸を張ってそうだろうといいたくなる。日本では、江戸時代の頃から街は清潔あらゆるものがリサイクルされて、識字率も70~90%と言う世界でも類を見ない学力があったという。江戸時代末期の瓦版なんかは飛ぶように読まれていたというから、誇らしいじゃありませんか。
ところがその日本の生活感覚に最近いつの間にか首をかしげたくなるような側面が生まれている。まだ食べられるものを捨ててしまうようになったのだ。(もったいないという精神は何処に行ってしまったのか。)いくら我々の清潔志向が強いとはいえ、食品ロス全体の半分にあたる300万トンが、家庭からのゴミとして捨てられて無駄になっている。その癖7人に1人の子供が、貧困によりまともに食べられない生活を送っているのだ。子ども食堂がその子たちの面倒を見ているのだが、何という矛盾した日本の食の現状なのかとため息が出る。