月見山駅のすぐ近くにあるにこり整体整骨院です。
皆さんは腰や脚が硬くなってきたと思ったらどうされますか?
ストレッチをしたり、しっかりと休む時間を取ったりと様々な方法をとるかと思います。
その数ある方法の中でも意外と硬くなった部位をたたくという方は多いのではないでしょうか?
では、叩くことで本当に体は改善されるのでしょうか?
先にお伝えすると、確かに体をたたくことで組織を刺激して健康に導く方法は存在します。
ただ、その場合は体に関する知識があり、叩くことでどういった変化が起こるのかを考えられているものですのでやみくもにたたいているわけではありません。
しかし、世間一般では肩たたきやそのための叩く棒などが存在するのでそのために「叩く=ほぐれる」といったことが拡がっているのではないでしょうか?
今回、叩くという行為を考えようと思ったのには理由があります。
整体をやっていて、患部を自身でたたいた結果、患部が悪化した話を何件も聞いていたからです。
筋肉や神経は目に見えているわけではありませんよね。
そのため想像しにくいのですが、どこかに痛みがあるということは筋肉や神経が傷ついているからだということがほとんどです。
目に見えている切り傷を叩く人はほとんどいませんよね。
それはより傷つくから行わないんですよね。
同じように筋肉や神経も刺激が大きいと傷ついてしまいます。そこに刺激が続いてしまうと傷が治る事はありません。
治療においてはどうかというと組織回復のメカニズムの元、組織に刺激を加えて組織回復を促しています。
ではなぜ自分で叩いたときに気持ち良かったり、スッキリした感じがあるのでしょうか?
ある研究では症状の変化により気持ち良くなっているのではなく、その事象の解決を行なったということで満足した結果で気持ちよくなっているからではないかと言われています。
研究結果は置いといたとして、傷を治すために傷を叩くというのはどこか矛盾していますよね。
もし、叩く事で治るのであればボクシングなどの格闘技は最良の治療になっていますよね笑
冗談はさておき、言いたいことは傷つける行動を改善しないと治らないということです。
他にも安静にしておけば組織はくっついていきますが、ある程度動かしておかないと、筋繊維がくっついてしまい前の様には動けなくなりますので注意が必要です。
まとめると、自然に動く範囲であればある程度動かす事は重要です。
しかし、食べる肉の様に叩く=柔らかくなるは少し違うので気をつけて下さいね。
分からないことがある時はいつでも相談して下さいね。