前回はテニス肘について、書きましたが、
同様の肘のスポーツ障害として野球肘というものがあります。
野球は中高生のスポーツとして盛んですが、
野球肘は、骨格や靭帯の弱い10代前半で発症する事が多く。
テニス肘とは違って、肘の内側に発症する事が多いです(内側型野球肘)
投げすぎやまた誤った投球動作によって引き起こされます。
内側型は肘の内側部が投球動作時に回内屈曲筋によって牽引力が加わり、回内筋群や内側側副靱帯、尺骨神経が引っ張られることにより損傷がおこります。
外側型は逆に上腕骨小頭や橈骨〈とうこつ〉頭に圧迫力が加わり、骨の壊死〈えし〉、欠損、遊離体などの離断性骨軟骨炎が発生します。