スマホの普及により便利になった反面、スマホを手放すことができず、長時間、悪い姿勢で過ごすことにより猫背になる『スマホ猫背』の人が増えています。
猫背によって引き起こされる健康トラブルを少しでも解消するために、家でも気軽にできるストレッチ方法をご紹介します。
首が痛い!しびれる!そんな症状が出始めた人は簡単ストレッチで対策を!
コンパクトで便利なスマホですが、画面が小さいため、スマホを見る際に首が曲がり、うつむきがちな姿勢になってしまうという人も多いでしょう。
首を長時間曲げて、神経を圧迫させることで、血行が悪くなり、しびれや偏頭痛が生じる場合があります。
ひどくなると、首の骨である頚椎の神経に障害が生じることもあります。
このような症状が出たときには、首の血行を良くするストレッチがおすすめです。
○両足を肩幅に開いて、胸を張って立ち、頭の後ろで両手を組みます。
○ 組んだ手で押すように首を前に倒します。
○そのまま首を後ろに倒します。
○両腕を解いたら、右手を、頭の頂点を通るようにして左耳まで持っていき、手で引っ張るように、首を右に倒します。
○同じように、左手で右耳を触るようにして、首を左に倒します。
○前後左右に首を倒したら、最後に、首を左回り、右回りと回します。
立ちながらではバランスを崩してしまう人は、無理をせずに、椅子などに座りながら行っても良いでしょう。
肩こりの防止にも!スマホ猫背におすすめのストレッチ
スマホの普及によりスマホ猫背になってしまっている人は多くいます。
背中が丸まってしまう猫背は、姿勢の悪い状態が長時間続くことで、背中全体のバランスが悪くなり、肩こりや眼精疲労などの症状が出る場合があります。
そのような症状に悩んでいる人におすすめのストレッチが、丸まって血行が悪くなっている部分を動かすストレッチです。
○肩幅より少し広めに両足を広げて立ち、両手の指を交互に挟むようにして後ろで組みます。
○そのまま胸を張るようにして、腕を後ろに引っ張ります。
○さらに、手はそのままの状態で、上半身を前屈させます。
※すると、引力により、腕が床に向かって引っ張られます。
※腕と肩のつなぎ部分が、普段動かさないような動きをすることで、ストレッチされ、肩こりの対策にもなります。
○体を起こしたら、今度は、両手を胸の下辺りで組み、肩を後ろに反らします。
※左右の肩甲骨をくっつけるような気持ちで力を入れることがポイントです。
○ 肩を反らしたら、そのままの姿勢を数秒保ちます。
これを1日に数回行うことで、前に丸まってしまった肩のストレッチを行うことができます。